春のイライラに・・・
春は年度切り替えも重なり
ストレスから気血のめぐりが乱れがちです。
イライラばかりか、風邪やインフルエンザの発熱
脳血管障害の発作、花粉症、めまい、耳鳴り、頭痛
肩こりなど油断できない症状が起こりやすくなります。
しかしどれも根は一つの「春の病」です。
春は目も開けられないほどの風が吹くことがあります。
東洋医学で風は「風⇔肝」の季節です。
春風には温かさのイメージがありますが、実際は
寒暖のせめぎあいで温度変化が激しいのが
春の特徴です。
しかも人も自然のものなので、当然身体の中で
同じようなことが起こります。上手に温度変化に
対応できれば問題ありませんが、そのひずみが
春の病です。めまいもイライラも、身体の中の
竜巻みたいなものです。
これに対して頭まで達した竜巻を外へ逃して
くれる生薬が「能活精」の羚羊角です。
平肝熄風といって身体の中で吹き荒れて
いる暴風をそよ風へとなだめる働きにも
優れています。イライラも風邪も「風の仕業」
です。今年も元気にお花見に出かけたいものです。