節分と豆まきと漢方

 

今日は節分ですね

  色々な場所、神社、お寺などなどでも

   イベントが多くありますよね

 

節分で豆をまくという考えにも

  諸説ありますが

 漢方薬とも縁があります

 

漢方の考え方というか

  東洋医学の基本的な考えに

 陰陽五行説というのがありまして

  占いや陰陽道の世界の五行とイコールです

 

五行とは火・水・木・金・土の五つを

  使って色々なことをあらわす基準となります

 この五つに太陽をあらわす日と

    月をあらわす月が入り

 一週間の曜日になります

 

 よく一週間の始まりが

  日曜日か月曜日かで話にならなかったですか?

実際カレンダーの表記も両方ありますし

 なぜ両方あるのかといえば

   暦には太陽暦(グレゴリオ暦)と太陰暦(旧暦)があり

  太陽を基準とする考え方

    月を基準とする考え方で

 現在は太陽暦を用いて

  世界の標準になっていますが

 色々な昔からの慣わしを行うときは

  未だに太陰暦を用いますよね

太陰暦はもともと中国の暦が始まりで

  天文学とも関係しるといわれています

 

脱線しましたが

 なぜ大豆をまくのか?

   大豆は硬いから鬼が痛いから

    よく幼稚園などや絵本などで

   見ますが、あながち間違いではないのかも

 

まず始めに五行説と漢方で

 火=心、水=腎、木=肝、金=肺、土=脾(胃腸系)

で置き換えて、色々病気と季節を考えていきます

 

 金には陰陽道で疫病や邪気を表します

  肺もばい菌や邪気が入るところとされています

  とともに金は硬いものの象徴で、 

    鬼の金棒というぐらい鬼も硬いと考えれば

    また邪気ととらえれば

   豆=鬼=邪気の解釈が出来るのでは 

 

邪気を外向いて「鬼は外」とするわけで

  邪気を外に飛ばす

   また節分は節を分ける時期といって

   春夏秋冬の季節の変わり目

    すべてに存在しますが

 春先に行うのが、行事的には節分ですよね

  春は、自然が芽吹き、人間も新しい生活に

   なる時期でしょ。

  温かくなっていくにつれて、呼吸もしやすく

  運動なども活発になってくる

 だから肺の季節が来る前の2月3日に

  鬼や邪気を払いのけておく必要があるのです

 

福は内で、家の中にも豆をまき

   年の数だけ豆を食べるのは

 鬼を邪気を噛んで、つぶすからともいわれています

また豆は、必ず炒りますよね

  漢方に相克関係というのがあって

   ちなみに火が金をこくするといって

  火が金を栄養とする、

       とか元気を奪うといった関係がある

だから炒り豆を作る段階でも

  鬼を制しているのではないでしょうか

 

いくつもの思惑が重なり

   2月4日の立春を前に

    鬼払いの行事として

  豆まきをするみたいですね

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

滋養強壮の食べ物とは

次の記事

tamaのおでこ日記