フレイルという言葉を知っていますか?
フレイルとは、Frailtyの日本語訳で介護前段階を意味する言葉です。
今までは虚弱と訳されてきましたが、
今は”適切な介入により再び健常な状態に戻るという可逆性”が包含されています。
フレイルの有症率は、65歳以上の高齢者全体では11.5%(予備軍38%)で、
加齢に伴い有病率の上昇がみられます。
特に80歳以上の高齢者では、要介護になる原因は病気よりも
フレイルが原因である事が多いという発表もあります。
健康寿命を延ばし、要介護状態でいる期間をいかに減らすかが
大きな問題です。
フレイルの確認や詳しく知りたい方は、
厚生労働省作成の基本チェックリストが広く活用されています。
フレイルは、未病の一つであるので
漢方薬治療の虚の治療の対象であると考えます
高齢者に健康維持の保険薬として、栄養剤の一つとして
漢方薬を選択も考えてみてくださいね