ほとんどのお薬は、胃の中で溶けてその成分が腸から吸収されることで効果が出ます。
一緒に飲む水の量が少ないと、吸収が悪くなってしまったり、食道にひっかかり潰瘍をつくることもあります。
以前はお茶に含まれるタンニンという成分が鉄を吸収しにくくするため、一緒に飲まないほうがよいと言われていました。
しかし現在では、鉄剤についてはお茶で飲んでも効き目に差がないことがわかり、とくに濃いお茶でなければ問題ないという考え方が一般的です。 ただし、お茶やコーヒーに含まれるカフェインが、お薬の吸収や効き目に影響を与えることもあります。
できるだけお水かお白湯で飲むようにしましょう。
大きな錠剤や粉薬が苦手な方も多くいらっしゃいます。
ひとつのお薬でもいろいろな形があり、飲みやすいものに変えてもらうのもひとつの方法です。
飲みにくい場合でも自分で砕いたりカプセルをはずしたりはしないでください。
ゆっくりと溶けるしくみのお薬は、効き目が大きく変わり、副作用が出やすくなってしまいます。
最近では口腔内崩壊錠といって、唾液で溶けて飲み込めるタイプのお薬もあります。飲み込みが悪くむせてしまう方は、水に溶かしてとろみをつけることで飲み込みやすくなる場合もあります。飲みにくいときは一度、医師・薬剤師にご相談ください。
次の服用まで時間がある場合は飲み忘れたお薬を1回分飲みます。
しかし次の服用まで時間がない場合は、飲み忘れた分はのまないで、次の服用時間から飲んでください。
決して2回分まとめて飲まないようにしてください。お薬によっては飲む時間が決められているお薬もあります。
ご自分のお薬の飲み忘れたときの対応について、医師・薬剤師に確認しておきましょう。
1日の服用回数やお薬によって、つぎの服用までに空ける時間が異なります。以下を目安としてください。
1日3回飲むお薬 … 4時間以上あける。
1日2回飲むお薬 … 6時間以上あける。
1日1回飲むお薬 … 8時間以上あける。
おくすり手帳とは、患者様が今までに処方されたお薬の名前や飲む量、回数などの記録を残すための手帳です。
病院ごと、薬局ごとではなく一冊で管理していただくものです。
「薬と薬」の飲み合わせで、思わぬ副作用がでたり、お薬の効き方が強くなったり、逆に弱くなったりすることがあります。
これを防ぐために、ご自分が飲んでいるお薬を医師・薬剤師にきちんと伝えるようにしてください。
「薬と飲食物」では、グレープフルーツジュースやお酒(アルコール)・牛乳・コーヒー・納豆・クロレラ・青汁などと相性の悪いお薬があります。 飲み合わせで気になることがあればご相談ください。
ほとんどのお薬には心配するような危険性はありませんが、中には、妊娠・授乳に注意が必要なお薬もあります。
病院にかかる時や薬局でお薬を購入する時には、必ず事前に妊娠・授乳していることを伝えてください。
◎粉薬・ドライシロップ剤
1.スプーン一杯か、一口で飲める量の水に溶かして飲ませてください。
飲み残しの原因となるので、大量の水やジュースには混ぜないようにしましょう。
2.水を少し混ぜてペースト状にして、ほほの内側か上あごにぬり、そのあと水かお茶を飲ませてください。
◎シロップ剤
甘みがついているものが多いので、一回分をスポイドかカップにとりそのまま飲ませてください。
◎飲ませるタイミング
食後という飲み方が多いですが、おなかがいっぱいになると飲まなかったり、吐きだしてしまうこともあります。
このような経験のある方はお薬の服用のタイミングについても、医師にご相談ください。
◎混ぜないほうが良いもの
どうしても飲んでくれないときは何かに混ぜる方法もあります。
例えば ガムシロップ お薬用ゼリー、プリン、アイスクリーム、ジャム、ジュース、スポーツ飲料、お茶など。
お薬を飲むときにいちばん気になるのは、どんな「副作用」があるのかということでしょう。
「副作用」とは、お薬を飲んだときにあらわれる、本来の目的以外の作用をいいます。たとえば、カゼ薬を飲んだら眠くなった・・・。これは誰にでも経験のあることでしょう。この場合「眠気」を期待して飲んだわけではありませんから、「眠気」は副作用です。では、不眠症のために睡眠することを目的として飲んだ場合はどうでしょうか?この場合の「眠気」は副作用ではなく主作用、すなわち「効き目」ということになります。
このように、お薬を飲んだ場合に、本来の目的ではない作用が現れることを副作用とよびます。
主な副作用の症状には以下のようなものがあります。
ショック症状
不快感、口内異常感、ぜん鳴、耳鳴り、発汗、血圧低下、意識障害など
過敏症状
発熱、発疹、じんましん、かゆみなど
精神神経症状
眠気、めまい、疲労感、不眠、頭痛、言語障害、抑うつ、精神錯乱、神経過敏など
胃腸症状
食欲不振、吐き気、下痢、便秘、腹痛など
副作用のおきやすい臓器は、吸収-分布-代謝-排泄に関連のある胃腸、肝臓、血液、腎臓などです。
腎障害、肝障害、血液障害などに十分な注意が必要です。また、ビタミン欠乏症、視覚や聴覚に対する副作用などもあります。
お薬を服用した後、これらの異常が現れた場合には直ちに服用を中止し、医師や薬剤師に速やかに報告し、指示を仰いでください。
また、血液検査などの検査数値に影響を与える副作用もあります。
副作用を防ぐためには、必ず医師や薬剤師の指導に従うこと、過去のお薬に対する反応を把握しておくこと、複数の病院を受診するときや大衆薬を用いているときは、服用中のお薬について医師に申し出ることです。
◎禁煙補助剤を試してみる。
薬局ではニコチンの入った貼り薬やガムなどの禁煙補助剤を購入することができます。詳しい使用方法については、薬剤師にご相談ください。
◎禁煙外来を受診する。
禁煙にはニコチンの禁断症状を抑えつつ、ニコチン中毒を治すことが大切です。
このために禁煙補助剤としてニコチンパッチのような貼り薬のほかに新しいタイプののみ薬も発売されました。
このお薬は禁煙支援医療機関を受診して処方してもらわなければいけませんが、一定の要件を満たすことによって健康保険が適用され、経済的な負担も軽くなります。